キューバの旅の基本情報
キューバは安全な国
全般的にキューバは他のラテンアメリカ諸国に比べても安全です。厳しい銃規制もあります。
ただ、向こうからモノを売り込んでくるような人の中には、法外な値段を吹っ掛けてきたり、だまそうとする人もいるようなので注意しましょう(現地キューバ人談)
パスポートなどの貴重品は宿泊施設の貴重品ボックスに置いておきましょう。街中でパスポートが必要になることはありません。
何かあればすぐに警察へ!
街全体が古く、あまり手入れもされていないので怖く感じてしまうが、実際には治安は悪くない。
キューバのインターネット事情
インターネットは公園で使えます
キューバのインターネット事情は日本人の感覚からすると絶望的に使いにくい環境です。wifiスポットは多くありません。
公共wifiが公園などの人の集まるところで提供されています。
wifiカード(1~2CUC/1時間)を購入して、ログインして使用します。
スマホをいじっている人々がたくさんいるのですぐわかる
wifiの使い方
- 人の集まっている大きめの公園に行く。(みんなスマホをいじっているのですぐわかります)
- すると「wifiカード買わないか」とすぐ声をかけてくるので、値段を聞きます。
- 2CUCなら買いです。3CUCなら買ってはいけません。他のカード売りに声をかけましょう。
- wifiカードはスクラッチ式になっていて、パスワードが隠されていますので、このスクラッチを爪でこすります。決してコインなどでゴシゴシ力強くこすってはいけません。下のパスワードまで削れてしまいます。私はこれで1枚損しました(涙)あくまで優しく繊細にゆっくりと削ります。
- デバイスのwifiをONにし、"ETECSA"に接続します。これが公共wifiです。
- するとログインIDとパスワードを聞かれるので、カードに記載されているものを入力します。成功!
- ここから1時間使えます。データ量は制限ないのですが、もともとしょぼい回線を大勢で使っているので絶望的に遅いです。しかもブツブツ切れます。
- 1時間の途中で中止したければ、wifiを切ります。再度使用したければまたログインします。
地図アプリmaps.meをダウンロードしておこう
旅行でもっとも必要なアプリはGoogle Mapと相場は決まっていますが、キューバのインターネットはあまりあてにできないので、正直あまり役に立ちません。
そこでオフライン型地図アプリmaps.meが便利。こいつを日本でダウンロードして、あらかじめキューバの地図をダウンロードしておけば、インターネット無しでも地図を利用することができます。
オフラインでも名所、レストラン、ホテル、CASA、両替所などの検索から、簡単な経路探索までできます。レストランにはレビューまでついているのである程度人気店を把握することも可能。ブックマークもつけられます。
maps.meのダウンロードはこちら。
maps.meのスクリーンショット。オフラインでも強力な検索力
キューバの通貨事情
キューバには2種類通貨がある
- CUC:主に外国人が使う通貨。彫刻の絵柄
- CUP:主にキューバ人が使っている通貨。人物像の絵柄
20CUP=80円。CUPは人物画が書かれているのでわかりやすい。CUCは彫刻。
CUC、CUPの画像はこちらを参照。
とはいえ、外国人もCUPを使えるし、キューバ人もCUCを使っている。外国人旅行者としては安い食堂などでCUPを使うと思っていればよいでしょう。
キューバの通貨を感覚的に理解する
1CUC=25CUPです。つまりCUPを4倍してゼロ"0"を2つ取るとCUCになると思って間違いありません。
感覚的には1CUC = 1 USD = 100円(厳密には為替レートによって変わる)
CUPを4倍すると円になると思ってよいです。これはかなりCUPを使うときに便利。例)20CUP = 80円
CUC、CUPの入手方法
空港や市街地にある両替所(CADEDA)でCUC、CUPに両替できる。USDはもちろん各国通貨、日本円からも両替可能。
ただしUSDからの両替は10%の税金を取られるので不利(対米関係が悪いため?)。なので日本円から両替するのがよいでしょう。
銀行の窓口でも両替できるらしいが、いつも長蛇の列ができているので利用することはないでしょう。
かわりに銀行のATMはクレジットカードで現地通貨を引き出せるので便利です。ただしCUCのみ?私はCUPで引き出そうとしましたができませんでした。
早めにCUPも入手しておこう
安い食堂や軽食店ではCUP払いです。早めにCUPを入手しておきましょう。
街中のCUP払いのお店でCUCで払っても、CUPでお釣りがくると思ってはいけません。私も10CUPのアイスクリームを買って1CUC払ったら、お釣りもくれずしれーっとされましたw。これは決して悪気があるわけではなく、そういうものですので当たり前と思いましょう。
CUPはCADECAで入手できます。日本円、USD、その他の通貨、CUCから両替できます。
3泊程度以内の旅行であればまずは2,000円をCUPに両替しておけばかなり使えます。
クレジットカード払いは一般的ではありません
キューバではハバナなどの都市部も含めてクレジットカードでの支払いは一般的ではありません。もっぱら現金を使用します。
銀行にはATMがあるのでクレジットカードを使って現地通貨を引き出すことは可能です。
キューバでのお金の使い方
キューバの物価は?
以下はあくまで私の感覚ですが参考までに。どこで何をするかによっても違いますが。
- 観光客相手のバーレストラン
30CUC程度/人(3,000円)・・・日本と同等 - 地元キューバ人相手のこじゃれたレストラン
15CUC程度/人(1,500円)・・・日本の1/2 - 地元キューバ人相手の庶民食堂
60CUP程度/人(250円) ・・・日本の1/3
観光客相手のレストランのマグロのソテー、20CUC程度(2000円)
値段のわりに味は微妙。。。
庶民の食堂で食べたポークソテー定食。50CUP(200円)
正直これが一番美味かったw。豆ごはん超美味!
庶民カフェのキューバンサンドイッチ。50CUP(200円)
ボリューミーで大変美味!
タクシーは値段交渉すること
キューバのタクシーは高い!日本より高いと思っておいた方がよいです。ちょっと乗っても10CUC(1000円強)請求されたりします。
ホテルやCASAなどの現地の人にあらかじめ行き先を告げ、一般的なタクシー料金を聞いておきましょう。
タクシーにはメーターはありません。たとえあったとしても使われることはありません。したがって、タクシーを捕まえたらまず行き先を告げ、値段交渉をしましょう。
それなりに吹っ掛けてくるドライバーもいるので、高すぎると思ったら、そのタクシーには別れを告げ、他のタクシーに声をかけましょう。タクシーはいくらでもいるので何台かに声をかけていけば適正な料金を言ってくるタクシーに出会えます。
このようなプロセスを繰り返していれば、次第に適正なタクシー運賃の感覚をつかむこともできますし、値段交渉もスムーズになってきます。
最初は勉強代だと思っておおらかにw。
ピカピカに磨き上げられたクラシックカーのタクシー。これは普通のタクシーより高い
節約したければ普通の黄色いタクシーに乗りましょうw
チップの払い方
アメリカから近いこともあり、比較的チップを払う習慣が一般的です。
特にルールはありませんが、場所柄や、サービスへの満足度にもよりますが、一般的なレストランやバーでは1~5CUCを払っておけばよいでしょう。
タクシーはすでに値段交渉してそれなりの金額を払っているので、私は運賃に追加してチップを払ったことはありません。
基本的にキューバ国民は低所得であり、公務員(国民の70%が国の仕事をしている)としての月給も平均30CUC(3000円程度)です。これは彼らが生活するためにはまったく足りません。そのため、ほとんどの国民は生活のために副業をして稼いでいます。チップを払うことで彼らの生活が少しでもよくなると思って気持ちよく払いましょう。
キューバのホテル・民泊事情
宿泊先の分類
ホテル
いわゆるホテルです。値段もそれなりにします。Varaderoなどのリゾートでは食べ飲み放題(オールインクルーシブ)付のものもあります。
リゾート地Varaderoのホテル(約9,000円/泊、オールインクルーシブ)
CASA(民泊)
民家やアパートを旅行者用に貸しているものです。だいたい30~50CUCくらい。せっかくキューバに来るなら人々の生活に触れられるこちらがオススメです。
CASAの中でも「Apartment (Apartamentos)」は、集合住宅の個室をCASA化したもの。
オールドハバナのCASA (Apartamentos)(45CUC/泊、リビング・キッチン付き)
宿泊先の手配
ネットで手配する
出国前に手配して安心しましょう。以下のサイトから簡単に手配できます。両方ともCASAを手配可能です。
現地で見つける
バックパッカーなど現地で宿泊先を手配したいという方もおられるはず。CASAは街中に無数にあるのでご安心ください。青い錨(イカリ)の看板が目印。もし空室がなくても絶対に他のCASAが見つかります。